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>>なぜお祭り?>>
 
度成長期を通して、地方から多くの方が、都会に移り住んできました。
都会での生活は慌ただしく、 経済やモノが優先の生活の中、
郷愁に浸る暇もなかった方が多いと思います。

ふと自分の生活を振り返ることもあり、子供の頃育った田舎の風景を思ったりもします。
子供の頃を懐かしく思い出そうにも、故郷の風景が変わっている場合も少なくありません。
しかし、昔から現代に変わらずに受け継がれているものもあります。それが祭りなのです。

中・高齢者の方々が見てワクワクしたりホッとするような、
そして昔の自分を想い返して 懐かしんでもらえるような祭りを、
ここでは取材し、記録していきます。

実はこの祭りの取材が、
呆性高齢者のケアにも役立つのではないかと私達は考えています。

呆というのは、新しい記憶から消滅していくという症状です。
痴呆高齢者は、今と昔の記憶が混ざり合い、
昔の記憶と様子が違う不安から暴れたり、故郷を捜し求めて
徘徊してしまうと言われています。

幼少時の環境下や、幼少時に使用した物に接すれば、
安心して、落ち着きを取り戻せるようです。
専門家によると、話し言葉までが幼い頃の方言に戻ると言います。
そのため、地元の言葉で話しをするのが、コミュニケーションの鍵になりますが、
生まれ育った場所から離れて都会で生活している人の場合は困難です。

まれ育った地域の祭りという懐かしい映像を見ることにより、
高齢者の方が当時の記憶を取り戻し、心からリラックスできることを願っています。


幼い頃に目にしたものは、何故こんなにも鮮明なまでに心に残るのか。
このビデオで、痴呆ケアに悩む介護者・家族の小さな助けになれることを願っています。


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